2020年4月7日火曜日

オーストラリアのコロナウイルス対応

現時点です。対策は日々変わります。
また、細かく上げるときりがないのであくまで一例です。
詳細は、オーストラリア政府や各州政府、オーストラリア日本大使館等のWebサイトを見てください。

1.感染拡大対策(規制)
 ・出入国の禁止、豪州人でも帰国後は強制隔離
 ・買い物、医療、通勤通学、運動以外での外出禁止
 ・3名以上の集会禁止
 ・社会的距離(1.5m)の確保(以上3点罰則あり)
 ・州をまたぐ移動の規制
 ・レストラン、スポーツ施設、娯楽施設、公共施設等の閉鎖(レストランは持ち帰りのみ営業)

2.生活対策(支援)
 ・スーパーの24時間操業可(品薄対策。深夜早朝の搬入作業を可能とし、商品を確保。)
 ・ビデオ診察、薬局への処方箋FAX送付(これはもともと可能だったっぽい)
 ・薬局の24時間化、処方薬の処方箋不要可
 ・個人所得支援、家計所得支援
 ・退職年金の早期引き出し可(オーストラリアの年金は給与天引きの強制貯蓄。)

3.経済対策(支援)
 ・事業者への従業員の給与支援
 ・家賃支払い期限の延期可
 ・給与税の軽減・免除


徹底的な水際対策と社会的距離確保政策により、オーストラリアの新規感染者数はピークを越え減少傾向に。
(オーストラリアの感染者数推移:オーストラリア保健省Webサイトより)

コロナウイルス対策が奏功し、オーストラリア首相の支持率は過去10年で最高水準(53%)。

国民の間にも、一人一人の心がけが大事という意識が広まっており、レストラン閉鎖やスポーツ不可などの厳しい規制も仕方ないとして受け入れている様子。なお、仕事はほとんどテレワーク。学校は開校中もできるだけ自宅待機が望ましいとされています。

多文化社会で変化の受け入れに寛容で、多少の不便も気にしないなオーストラリアの国民性も多分に影響しているものと思います。社会的距離を確保した上での運動は許容されており、公園でランニングなどを楽しむ方も多く、レストランからのテイクアウェイ(持ち帰り)で食事を家族で楽しむ前向きなところも多く見られます。

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